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色づく世界の明日からの聖地を巡って
2022/06/10
こんにちは!管理人のながやんです。
今回は『色づく世界の明日から』の聖地となったスポットを紹介したいと思います。
色づく世界の明日からは作中、長崎市街を中心に、美しい長崎の風景が描かれていました。その風景を見たく、僕は長崎を2週間ほど旅してきました(2022年4月)。物語を振り返りながらの長崎街歩きは最高でした!市街であれば、一日もあれば物語の聖地は巡れてしまいそうですが、おすすめのコースとして「南山手・東山手」「伊王島」「風頭山」の3つを紹介したいと思います。
© 色づく世界の明日から製作委員会
色づく世界の明日からより引用色づく世界の明日から
魔法使いの家系の少女が、祖母の魔法によって60年前の2018年に送られ、高校生活を過ごすことになります。 過去のトラウマのせいで色が見えない彼女が、仲間との交流で少しずつ自信と色を取り戻している学園青春ファンタジー作品です。(P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ)
南山手・東山手を巡る
長崎観光の代表格と言えば、素敵な洋館が点在する南山手・東山手ですが、物語でもその風景が沢山描かれていました。主人公の瞳美と琥珀が暮らす魔法屋さんは南山手にあったと思われます。(モデルとなった魔女の森カフェは市街ではありません。)その他、グラバー園や大浦天主堂がある観光王道コースでもあります。長崎へ来たなら是非おすすめしたい散策コースです。
水辺の森公園
そんな王道コースをまず最初に巡るのは『水辺の森公園』です。この水辺の森公園は物語でも度々登場します。水辺の森公園の見どころは、長崎湾が一望出来る素晴らしい景色です。(2004年度グッドデザイン金賞(建築・環境デザイン部門)を受賞)水と緑に溢れた憩いの場として、市民の方々に親しまれています。写真の橋は、瞳美と高校生の琥珀が初めて会った橋のモデルと思われます。
最寄りは路面電車のメディカルセンター電停です。
長崎水辺の森公園 長崎美術館脇
将と瞳美が写真の練習でメディカルセンター電停から水辺の森公園へ行く途中通った道です。水辺の森公園はその他にも、「あっ!!ここは!!」と思う場所が点在しています。ゆっくり探してみてはいかがでしょうか?
水辺の森公園が素敵すぎて、滞在中ほぼ毎日行きました。特に早朝の静かな時間と、女神大橋の向こうに夕日が沈む夕方の時間がおすすめです。
オランダ坂
水辺の森公園から5分くらいの所に、オランダ坂があります。オランダ坂は石畳を敷き詰めた風情のある道ですが、車も通るので通行や写真撮影の際は気を付けてくださいね。
実は、オランダ坂には不名誉な呼名があります。
日本三大がっかり名所・・・。。
誰だっ!!そんながっかりな呼名つけたヤツは!!
声を大にして言いたかったので、文字を大にして行ってみました(笑
実際訪れて、石畳が敷き詰められ、洋館が建ち並ぶ、とても風情がある素敵な坂だと思いました。上の写真の洋館はあさぎの実家の写真館のモデルになった『東山手甲十三番館』です。無料で入れるので、ちょっとした休憩にも良いスポットです。
オランダ坂の名前の由来は、昔、長崎では西洋の外国人を「オランダさん」と呼んでいました。(出島にオランダ人が出入りしていたため)この辺りは洋館が多く、オランダ坂と名づけられました。こちらの、レンガ塀のある場所はオープニングの胡桃と千草が楽しそうに歩いているシーンで登場します。
東山公園
東山公園は観光名所ではないですが、『色づく世界の明日から』のファンであれば是非とも行っておきたい場所ですよね。一話で、瞳美が唯翔のお家から逃げ出して最初に一息ついた場所です。滑り台が印象的でしたね。
実はこの公園、オランダ坂から小道に入っていくのですが、行くの結構迷うかもしれません。Google Map で調べても道がよくわからない感じで、入り組んだ細い路地と階段を迷いに迷って、探検気分になり、とても良かったです。
あぁ、長崎に来たんだなぁ
って気持ちになりました。
グラバースカイロード
オランダ坂に戻り少し歩くと坂も終わり、南山手になります。南山手は写真奥に見えるグラバースカイロードを使えば山を登らずに済みます。グラバースカイロードは、日本で初めて道路として位置づけられた斜めに動くエレベーターです。
坂道の多い長崎市街を散策するにはとてもありがたいです。
グラバースカイロードは、このエレベーターだけでなく、脇の階段やスロープなど、一帯を含めた総称のようです。5Fまで上がってスロープから見る東山手の街並みも中々素敵です。
大浦展望公園
グラバースカイロードのエレベータを5F(最上階)で降りて、2~3分ほど歩くと大浦展望公園です。この公園も物語で何度か登場します。
瞳美が紙飛行機を飛ばして、上手く飛ばず、紙飛行機を追いかけて行き、唯翔と抱き合うシーンが、超重要スポットこの大浦展望公園です!!物語のクライマックスで僕も大大大好きなシーンです。この大浦展望公園から東山手を眺めると、先ほど登場した東山公園が向かいに見え、
あぁ、紙飛行機のシーンって、こんな眺めだったんだなぁ
っと、物語の世界観に浸れます。滞在中、ここも何度も訪れました。。よきよき。
祈念坂
大浦展望公園のすぐ脇には、物語のキービジュアルにもなった祈念坂があります。細い坂路地の先に見える海はとても情緒があり、坂を下り通りに出ると大浦大聖堂、その脇を少し登るとグラバー園、と観光名所が続きます。
大浦大聖堂から海へと下る坂道はグラバー通りには、お土産屋さんやおしゃれな建物、食べ物屋さんが並び、長崎観光の中心地と呼べそうな場所になっています。坂道を降りるきると、写真部の3人が、迷子でウロウロしている瞳美を見つけたファミリーマートがあります。
将が声を掛けたから、物語が始まったんだ・・・。
将っていいヤツだよなぁ、鈍感だけど。。
などと、僕は感慨に浸るのでした。
そのファミリーマートの向かいには、長崎ちゃんぽん発祥のお店「四海樓」もあるので、ランチをこの辺でするのもいいかもしれませんね。
グラバー園
グラバー園は長崎観光では外せない名所なので、詳しい内容はいろんな観光サイトで紹介されていると思います。レトロ写真館では貸衣装があるので、魔法写真美術部のメンバーのように、衣装を着て写真撮影をするのも楽しいかもしれませんね。
鍋冠山公園
グラバー園の第二ゲートから、鍋冠山公園に向かう途中は、長崎らしい細い路地、坂道が続いて歩くのがとても楽しいです。家々の間から長崎港が見え、長崎ならではの景色を楽しむことが出来ます。
鍋冠山公園には展望スペースがあり、ここから眺める夕日は女神大橋の向こうに沈むのでとても美しく、良い構図の写真を撮ることが出来ます。物語では、瞳美が唯翔に星砂を渡すシーンが夕方だったかと思いますが、優しく光が手元にあたる演出がとても印象的でした。
長崎は夜景が美しく、特に稲佐山からの眺めが有名ですが、魔法写真美術部のメンバーが夜景を撮影しに行ったのはこの鍋冠山公園でした。ながやん的にもこの鍋冠山から見る夜景は灯りが近く、立体的で手に届きそうな不思議で幻想的な眺めで抜群に好きでした。
南山手・東山手を巡って
水辺の森公園から東山手・南山手は歩いて散策してもそんなに距離が無いので半日もあれば回れてしまうと思いますが、じっくり一日かけて散策するのをおすすめします。物語の聖地以外にも、歴史的な街並みをじっくり楽しむことができます。
伊王島を巡る
伊王島は物語の中盤、魔法写真美術部のデイキャンプの聖地として登場した、長崎市街から陸路でも気軽に行けるリゾートアイランドです。市街からバスでも行けますが、もし旅行者なら船で行くのも楽しいかもしれません。理由はバスの半分の時間で行けるのと、美しい長崎湾を堪能することができるからです。
女神大橋
女神大橋は物語の背景で何度も登場する、長崎湾の入り口にかかるランドマーク的な橋です。海面からの高さ日本一(65メートル)の橋を、真下から見上げるのは圧巻です。
女神大橋の特に思い入れのあるの、デイキャンプの帰り、豪華客船の写真を撮る為に立ち寄るシーンです。時間を間違えたのか、被写体となる船が出航してしまいうグダグダなくだりが青春ぽくてとても好きでした。
「いや、走れば行けますって!!」(千草)
「はぁ~、荷物あるしっ」(胡桃)
「そんなもん、置いてけぇ~!!」(千草)
~ 中略 ~
「ガンバッテクダサイっ!!先輩!!」(千草)
色づく世界の明日から 7話:『ヴィーナスの重荷』より
千草と胡桃の関係、学生時代ならではの距離感で、見ていてもきゅんとしちゃいますよね。
伊王島
伊王島を上空からDRONEで撮影してきましたので、いつか動画もアップしたいです。上空からでもビーチの海底が見えていますが、長崎って本当に海が綺麗ですね。びっくりしました。
正面のコスタデルソル伊王島海水浴場は小さなリゾート施設が併設してました。手前右端は祈りの岩、奥には伊王島灯台が見えます。
海水浴場裏手の祈りの岩は、瞳美が胡桃を励ますシーンで登場しました。
伊王島灯台はPV第一弾で唯翔が走っているシーンに出てきました。船の発着所から距離はそんなに無いのですが、伊王島は起伏があるので島内の巡回バスを利用することをおすすめします。
伊王島を巡って
伊王島は長崎観光の王道コースからは外れてしまいますが、もし日程に余裕があれば観光の気分転換にもとても良いスポットだと思いました。海がとても綺麗で、プライベートリゾート感が半端く、フラッと思い付きで訪れても、充分に満足できるかと思います。
DRONEを飛ばしたり(※DRONE体験)、海辺を探検したり、魚を食べたりして、とても楽しめました。。
寺町界隈と繁華街を巡る
繁華街方面にも、めがね橋や中華街など、長崎でも有名な観光名所が沢山あります。物語ではあまり繁華街っぱい描写はありませんでしたが、長崎市街のナイトスポットは寺町界隈と思案橋に集中しているように感じました。
このルートは、瞳美と将が二人の撮影練習会の時に訪れたスポットが多く点在しています。
六角道
瞳美と将が二人の撮影練習会で訪れたスポットです。聖地を巡るのに、他のスポットと少し離れていましたが、日本三大祭り、「長崎くんち」が開催される諏訪神社のすぐそばなので、観光としても是非行っておきたいと思い訪問しました。
六角道を下ったところに長崎歴史文化博物館が有ります。僕は最初に資料館に立ち寄り、長崎の歴史・文化的背景の情報収集をしてから街を巡りをしました。長崎歴史文化博物館に行って、より街巡りを楽むことができたのでおすすめです。
資料館の最寄りは桜町電停、諏訪神社、六角道の最寄りは諏訪神社電停です。
若宮稲荷神社
こちらも瞳美と将が二人の撮影練習会で訪れたスポットです。山を登る形で鳥居が並んでいるので、歩いていて面白いし、写真も撮りがいがありました。でも、この急でどこまで続くのか?って位長い階段を登りきったところに神社があるのでかなり神社に行くのは気合が必要です。
神社内に小さな坂本龍馬像があるのですが、ここは幕末志士ゆかりの神社でもあります。また、すぐ近くにある亀山社中記念館は坂本龍馬が作った日本最初の商社の記念館です。幕末好きな方なら是非行っておきたいスポットです。亀山社中記念館のすぐ近くには、坂本龍馬のブーツを模した像が飾られている展望スペースがあり、東山手・南山手から見る景色とは違った風景が楽しめます。
風頭公園
風頭公園は、さんざん階段を上った若宮稲荷神社からさらに山を登った所(山頂)にあります。
正直、ここまで来るのは辛かったです。
長崎、坂大変・・・ごにょごにょ。。
ここから市街の中心地に出るために、山を下り寺町に抜けて行きます。途中墓地を通っていきますが、坂本龍馬の幼馴染で亀山社中の一員近藤長次郎さんの墓地など、幕末活躍した方々の墓地が寺町には多くあります。
この風頭公園も瞳美と将が二人の撮影練習会で登場しました。
めがね橋
めがね橋は、長崎観光と言えば・・・、くらいに有名なスポットですが、こちらも瞳美と将が二人の撮影練習会で訪れたスポットです。
近くに将来の瞳美のおじいさん(?)が働いていた古本屋さんのモデルになったのでは??と思われるお店があったのですが、定かではないので、もしかしてっ・・位にとどめておきます。。
川の両岸の石垣に、ハート形の石があるのは有名ですが、ボッチで訪れた僕には、なんの関係も無い情報でした(笑
思案橋
思案橋の信号は、将と唯翔が路面電車に乗って、将が「瞳美と2人で出かける」と切り出すシーンで登場します。
赤は止まれ!この演出は中々好きでした。
思案橋を使う所も良いと思いました。かつて思案橋の先には色町があり、男たちがこの橋の袂で「行くか?戻るか?」を思案したからこの名が付けられたそうです。将も言うか、言わぬか、きっと思案したのでしょうね。あぁ~、青春です。
今は橋や色町は無く、通りの名前と繁華街が残ります。
オランダ橋
思案橋から繁華街を抜けると、オランダ橋の方へ行くことができます。瞳美の色が一時的に戻った後、何故色が見えたのか?理由を探るために、瞳美と琥珀が訪れました。
琥珀が唯翔と何があったか?琥珀が瞳美から聞き出そうとするシーン。琥珀ちゃん、若いのにちゃんとおばあちゃんしてて、なんだか素敵だなぁとほっこりしたシーンでもありました。
オランダ橋から5分もかからない場所には、長崎の中華街があります。長崎中華街は横浜中華街と比べるとかなり随分こじんまりとしていますが、長崎の異国情緒を味わえる場所となっているので、長崎観光の際には是非行ってみてください。
寺町界隈と繁華街を巡って
このルートは小さいですが、六角道も、風頭山も山で、人によっては散策が少しキツイかもしれません。ただ、色いろな角度から長崎市街を眺めることが出来るのが魅力だと思いました。風頭山から寺町へ降りたら、寺町界隈を散策しするのも面白いですよ。飲食や飲みに行くのが好きな方なら、思案橋からオランダ橋にかけての繁華街がいいかもしれませんね。(日中しか通ってないので正確な情報ではなく申し訳ないです。)
色づく世界の明日からの聖地を巡って、まとめ
『色づく世界の明日からの聖地を巡って』いかがでしたでしょうか?
長崎は鎖国していた日本ではとても珍しい、和・洋・中が混在する文化的背景がある街です。長崎の街を歩き、その独特な『歴史背景』『すり鉢状の地形』から生まれた風景が、『色づく世界の明日から』をさらに素敵に色づけていたと感じました。
聖地を巡るコースも、東山手・南山手と繁華街・風頭山は駆け足なら一日で回れそうですが、出来れば一日ずつ使ってゆっくりと散策したいところです。
瞳美が唯翔がタブレットに書いた魚の絵を初めて見たシーン、最終回で未来に戻るシーンで登場した出雲近隣公園は、他と離れていて行くのが結構大変です。長期滞在もしくは何度か長崎を訪問した時に行くことをおすすめします。
今回は行けませんでしたが、魔女の森カフェ、ペンギン水族館、通学路、次回は行ってみたいです!!
追伸:聖地巡りエトセトラ
長崎観光では沢山のサイトにお世話になりましたが、中でも「推し巡り」さんにはとてもお世話になりました。
各ストーリー回ごとにページがまとめられていて、聖地となった場所と、物語のシーンがとても連想しやすい構成になっていました。もちろん、写真も素晴らしく美しいです。
先日某SNSで美しい祈念坂からの風景写真がTLに流れてきて、いい写真だなぁ、どんな方が撮影したんだろう?と思ってプロフィールをのぞいたら推し巡りの方でした。推し巡りさんには、スペシャルサンクスです。
Links - 参考・関連 -
※こちらのサイト様を参考に旅をしてきました!ありがとうございました。